健康診断の結果に「要再検査」「要精密検査」と書かれていると、「病気が見つかったの?」と不安になるかもしれません。
結論:どちらも「確認が必要」という意味ですが、確認の方法が違います
簡単にいうと、
- 要再検査:時間をおいて、もう一度検査する
- 要精密検査:より詳しい検査を受けて、原因や病気の有無を調べる
という違いです。
ただし、判定の基準や再検査の時期は健診施設や検査項目によって異なります。健診結果に具体的な指示があれば、まずそれに従いましょう。
「要再検査」なら、いつ再検査する?
要再検査は、すぐに精密検査をするのではなく、時間をおいて異常が続いているか確認するという意味で使われることがあります。
たとえば血液検査では、食事や体調などによって一時的に数値が変化することがあります。そのため、生活習慣を見直してから、数か月後などにもう一度検査する場合があります。
「3か月後」「6か月後」「1年以内」など時期が指定されていれば、その時期に再検査を受けてください。
一方、数値がかなり高い、異常が何年も続いている、症状があるといった場合には、指定された時期を待たずに医療機関へ相談したほうがよいこともあります。
「要精密検査」なら、医療機関を受診しましょう
要精密検査は、健診で見つかった異常について、より詳しく調べる必要があるという判定です。
健診で行った検査だけでは、異常の原因や病気の有無を判断できないことがあります。そのため、追加の血液検査、画像検査、内視鏡検査などを行います。
大切なのは、「要精密検査=病気が確定した」という意味ではないことです。
健診は病気を確定診断するためではなく、詳しく調べたほうがよい人を見つける役割があります。精密検査を受けた結果、問題がないこともあります。
ただし、必要な検査を受けなければ、本当に病気があるのかどうかは分かりません。「症状がないから大丈夫」と自己判断せず、結果に従って受診しましょう。
がん検診の「要精密検査」は特に注意
がん検診で「要精密検査」となった場合は、もう一度がん検診を受けるのではなく、精密検査を受けるのが基本です。
たとえば、便潜血検査が陽性だった場合は、便潜血検査を繰り返すのではなく、大腸内視鏡検査などで詳しく調べます。
「要精密検査」となったからといって、がんと決まったわけではありません。精密検査を受けて、病気の有無を確認することが目的です。
どこを受診すればいい?
健診結果に受診先が書かれていれば、そこを受診してください。
指定がなければ、まずは内科やかかりつけ医に相談して構いません。必要に応じて専門の診療科を紹介してもらえます。
たとえば、
- 血圧・血糖・コレステロールの異常 → 内科
- 胃・大腸の異常 → 消化器内科
- 胸部X線の異常 → 呼吸器内科
- 心電図の異常 → 循環器内科
などが目安です。
よくある疑問
要再検査なら、病院に行かなくてもいい?
「○か月後に再検査」と明確に指示されている場合は、その指示に従えばよいでしょう。
ただし、症状がある場合や、異常がかなり強い場合は、再検査の時期を待たずに受診してください。
去年も要再検査だったけれど、今年も同じなら?
「毎年同じだから問題ない」とは限りません。
同じ異常が繰り返されている場合は、一度医療機関で原因を確認したほうがよいことがあります。
まとめ
「要再検査」と「要精密検査」は、どちらも異常を確認するための判定です。
要再検査は、時間をおいてもう一度検査する。
要精密検査は、医療機関でより詳しく調べる。
そして、要精密検査と書かれていても、それだけで病気が確定したわけではありません。
健診結果を受け取ったら、まず「何について」「いつまでに」「どのような検査が必要なのか」を確認しましょう。
参考文献・情報源
- 日本人間ドック・予防医療学会「判定区分の作成過程と意義」
- 厚生労働省「健康診断」
- 国立がん研究センター「がん検診」
記事作成日:2026年9月9日
最終更新日:2026年9月9日


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